DISCOGRAPHY

1st Album 「憧憬」

1.propaganda
2.他壊心操回路
3.洋灰の淵に
4.kairai
5.The mantra doesn’t reach
6.憧憬


 

 

 

Immagine Residua(split)

kokeshi + [’selvə] + Presence of Soul

1.kokeshi – 彼は誰の慈雨の中で – The Sun Shines Upon All Alike –
2, [’selvə] – sonder
3.Presence of Soul – The Trinity – I


 

 

 

2nd album 「冷刻」

  1. 胎海
  2. 海馬に沈む
  3. 報いの祈り
  4. わらべうた
  5. (recollect)
  6. 涅槃欠損少女読経
  7. Into My Darkness -蝕- feat. Deepa
  8. 彼は誰の慈雨の中で

 

無所属。ジャパニーズホラー×ブラッケンドという醜悪な異種交配は、前作を踏襲しつつも”歪(ゆが)んだ美意識”を明確に自覚している本作。
メタル・ハードコア系に限らず、ガラパゴス化の一途を辿る我が国のバンド、及びカルチャー視点から見ても、kokeshiの思想は”混ぜるな危険”だ。
匿名のインターネット掲示板に蔓延るオカルト、都市伝説と謳われた没入感はまさしく日本のソレ、即ち”冷たい情緒”である。
北欧譲りのブラストビート / トレモロピッキング を”和”の音階となぞらえ、US産90’s以降のモダンヘヴィネスから、あえてストリート色を一切排除したかのような退廃的虚無感。そこに、侘び寂びと静寂が垣間見える、煙たくハイブリッドな厨二病世界。
また、彼らの音楽が”掛け合わせの妙”と呼ばれる所以は、メンバーのルーツにオルタナティヴロックを嗅ぎ分けることもできる。
魑魅魍魎が跋扈するアンダーグラウンドで磨いたフィジカルと嫌悪。その、”様式へのアンチテーゼ”はポスト○○〜系に見られる派生型亜種ではなく、人間に擬態化した新種のクリーチャーとして今、我々に牙を剥こうとしている。


 

 

 

1st Album 「憧憬 -完全版」

1.propaganda
2.他壊心操回路
3.洋灰の淵に
4.kairai
5.The mantra doesn’t reach
6.憧憬
7.暗い廊下

 

東京のブラッケンド/ダークハードコア・バンドkokeshiの1stアルバムが装いも新たに完全版として再発。2020年に自主制作でCD化され、のちにカセットテープ版がインドネシアのGerpfastよりリリースされるも、2ndアルバム「冷刻」の発表を機に暫くフィジカルで入手困難となっていた1stアルバムに、最新のリミックスとリマスターを施してアートワークを一新したほか、オリジナル盤とは異なる世界線での物語の結末が描かれた新曲「暗い廊下」を追加収録。彼らの原点、初期衝動がモノクロの記憶と共に蘇る。